志和堀発電所訪問

広島県へ、
写真は、築60年の志和堀発電所、広島県の東広島市にあります。
出力は95Kwの水路式の小水力発電です。
地元の農協(電化農業共同組合)が発電所の運営を行っています。
これは中国地方以外では見られない形態で、農家の収入の安定を目的に戦後70ヶ所以上で建設され、現在も53ヶ所の小水力発電所が稼働していて、写真はこれらの稼働中の発電所のひとつです。

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写真1:誘導発電機とフランシス水車

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写真2:取水堰と取水路

取水堰は発電用に造られたものです。砂防堰では無いので、砂が堆積すると仕切りを抜いて、砂を流せる構造になっています。

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写真3:ヘッドタンク部、ここから水圧鉄管で発電機へ水を落とします。

取水堰、取水口とヘッドタンク部は約1kmの距離があり、水路で結ばれ、ヘッドタンク部と河川までの落差約26mで、写真1のフランシス水車を回しています。

P3104622写真4 水圧鉄管と発電小屋

水圧鉄管は、創業時のもので、劣化はしてきていますが、今も使われ続けています。